2006年9月1日金曜日

結成のつどい、66名参加で大成功!

 8月8日当日は、開会前から会場に用意した椅子がほぼ埋まっていました。グループ「サヤン」のフルートとピアノ演奏で始まり、会場が一つになりました。次の I 先生による「九条紙芝居」で、戦争になったら、子どもたちが、学校が、家庭が、こんなに怖い戦争一色になるんだと、胸にストンとおちました。

 元衆議院議員の藤田スミさんは、「平和大好き、九条守ろう」という泉北ネットワークのことや、お父さんが兵隊に招集され、放出(はなてん)からの電話が最後で、二度と会えなかったことなどを話されました。もしもお父さんが生きておられたら、「いい憲法が出来たな!」と喜んでいると思う、と話されたときは涙ながらでした。

 「会場からの一言」では、「ぜひ話をさせて!」という、戦争を体験された5人の方がたが「つらいけれど聞いてほしい」と語って下さいました。平和が、憲法九条が危うくなっているいまこそ語らなければ、という思いの伝わってくる話ばかりでした。

 この会は、福泉・鳳地域にいまどうしても憲法九条を守りたいという思いで集った呼びかけ人6人の後押しで始まりました。1カ月半ほどで賛同者が430名をこえました。戦争はイヤ、平和が一番、九条を守ろう、という強い思いの方がたがこんなにもおられることを心強く感じました。

 当日までに4000枚のビラを配りました。鳳商店街、万崎団地、草部、上地域でハンドマイク宣伝行動を行いました。人から人へと賛同が広がり、思いがけない参加もあったことは、平和がおびやかされているいまこそ、なんとしても九条を守りたいという熱意からだと思いました。これを出発点として、この地域の住民の過半数をこえる署名をめざしてこの輪を広げたい、いや、広げられる、と思える力強い結成のつどいでした。(事務局長・上田)



呼びかけ人代表・多幡達夫の挨拶から

 湯川秀樹博士は『二つの道を一つに』という随筆で、「真理探究の道と、すでに見出された真理が人類を破滅に追い込むのでなく、それを存在の繁栄へと向わせる道の二つの道を一つにしなければならない」と記し、核兵器廃絶の運動に積極的に参加されました。私たちも、日頃の仕事と、平和な未来のために憲法九条を守って行くという二つの道は、決して別べつのものでなく、緊密にかかわりあう一つの道と考えて運動を進めて行こうではありませんか。

[『憲法九条だより』第1号(2006年9月1日)から]

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