2010年3月10日水曜日

日野原さんの思い

 98歳の日野原重明さん(聖路加国際病院理事長)は、さる3月6日付けの朝日新聞(be 紙面の連載随筆欄)で、
「憲法改正をして自衛隊を正式な軍隊にすべきだという意見もあります。しかし、資源のない日本を他国が爆撃する必然性は本当にあるのでしょうか。」
と書いておられました。これは修辞的疑問文で、日野原さんが伝えたいと思われたのは、「爆撃の必然性などまったくありません」ということです。

 日野原さんは続けて、
「日本は武力を誇示して国を守るのでなく、『平和の国』として世界に宣言し、世界平和の礎(いしずえ)としての立場を明確にすることで、国際社会で確固たる地位を築くべきだと思うのです。」
と述べておられました。これはまさに、憲法9条を守ることを訴える私たちと同じ思いの表明で、まことに頼もしいことです。

(多幡・記)

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