2011年11月29日火曜日

「第9」合唱に九条への思い乗せる


 さる11月25日、国分寺市立いずみホールで、「9条の会・こがねい」などが作曲家の池辺晋一郎さんを迎え、ピアノとトークの夕べ「3・11後の日本。いまをみつめ、未来を語る」と題するつどいを開催しました。池辺さんは軽妙なトークで、参加者たちに憲法の意味と価値を新しい角度で考えさせました。

 また、国分寺市在住の伊藤隆さんがベートーベンの「第9」最後の合唱「歓喜の歌」のメロディーに乗せて作詞した「憲法九条擁護 "喚起に寄す"」を全員で合唱し、「平和の砦(とりで)ぞ/この九条こそ/世界に誇れる/日本の宝」と、新たな年への熱い思いを会場一杯に力強く満たしました。

 (この記事は、「九条の会」メールマガジンの詳細 第129号と、11月29日付け「しんぶん赤旗」社会面「まど」欄を参考にしました。)

2011年11月25日金曜日

「九条の会」メルマガ第130号:九条の会第4回全国交流集会、大成功


 表記の号が2011年11月25日付けで発行されました。詳細はウェブサイトでご覧になれます。運動に活用しましょう。主な内容は次の通りです。 

■事務局からのお知らせ
 ◇九条の会第4回全国交流集会、大きな成功
 11月19日に開催された九条の会第4回全国交流集会は、北海道から沖縄まで全国各地の九条の会から、会場を満員にする約750名の参加で、「原発震災と憲法情勢」などの問題をはじめとして、熱心な活動報告と交流が行われ、「九条の会」の今後の活動を進めるうえで大きな成功を収めることができました。(以下略)
 ◇「九条の会」リーフレットのデザインを更新
  ポストカードもつくりました
 ◇<未来世代にのこすもの:私たちは何を「決意」し
  たか――九条の会講演会>の DVD、好評発売中
 ◇憲法セミナーブックレット「核のない平和な世界と
  憲法9条」
 ◇憲法セミナーブックレット「憲法九条の輝きを日本
  に世界に」
 など
■各地から:全国の草の根にはこんなに多彩な活動が
■編集後記:全国交流集会、熱心な報告と議論で交流
 今年の全国交流集会では大規模な「特別分散会」を設けたために、各分散会の出席者が4~50人の規模となり、報告だけではなく、交流・議論ができたことが好評でした。皆さん、ずっしりと重い各地の「九条の会」の経験と教訓のおみやげをもって帰路につきました。(以下略)

多幡記

2011年11月24日木曜日

日本科学者会議常任幹事会が決議と緊急声明


 日本科学者会議常任幹事会は11月13日、「東日本大震災ならびに原発災害の被災者の救済、被災地の復旧 をこれ以上遅らせてはならない」という決議(全文はこちら)を行ないました。また、翌11月14日には、緊急声明「東日本大震災ならびに原発災害の被災者の救済、被災地の復旧 をこれ以上遅らせてはならない」(全文はこちら)を発表しました。

 決議では、まず、「復興災害の再来を許してはならない」として、第3次補正予算を大規模な公共事業を期待する内需関連企業の復興特需に向けるのでなく、被災者・被災地域の切実な住民要求を実現するために抜本的に組み替えることを要求しています。

 次いで、「原発災害を抑制し、被害者を全面救済するのは国の責任である」として、原発災害の被害者に対して、加害者である東電や政府は、いっさいの線引きなしに全面的な損害賠償をただちに行うことを求めています。

 さらに、「復興財源を増税に求める必要はまったくない」として、その理由が、一方でグローバル企業が求めてきた法人税率を引き下げ、他方で所得税の引き上げによって勤労国民に対してだけ増税を求める政府の詭弁にあることを明らかにし、復興財源は、内部留保をため込んでいる大企業や金融資産を保有する相対的に裕福な国民の自発的な資金提供に依拠して調達されるべきであると主張しています。

 緊急声明では、次の三つの理由を挙げて、日本政府が TPP 交渉参加の方針をただちに撤回することを要求しています。
  1. 日本の TPP 参加は日本国民の生命と生活の安心・安全を脅かし、国民から雇用を奪うものにほかならず、東日本大震災被災地復興の最大の妨げになる。
  2. 交渉対象になりうるすべての項目について、具体的な国益を国民に明らかにすることなしに交渉参加はなされるべきではない。
  3. 国民に 対して十分な情報提供と説明をすることなしに、政府が勝手に国際交渉に参加するこ とは国民主権を侵す行為である。

(多幡記)

2011年11月20日日曜日

「九条の会」全国交流集会開く


 「九条の会」の第4回全国交流集会が11月19日、東京の日本教育会館で行なわれました。東日本大震災の被災地や沖縄を含め全国各地の代表が参加し、草の根の活動経験を持ち寄りました。震災復興や原発問題と憲法のかかわり、新たな強まりを見せている改憲策動への対抗策などについて、750人の参加者が熱心に交流しました。

 全体会の初めに、作家の大江健三郎さん、憲法学者の奥平康弘さん、作家の澤地久枝さんのあいさつがありました。大江さんは「福島で起きていることが二度と起きないように全力を尽くすことは、"憲法文化的" な仕事です」と述べました。奥平さんは、「[日本人が]3・11によって[憲法のよさを]再認識しているときに、憲法改正問題が "亡霊" のように出てきた。ここで、あらためて気をしめ直し、たたかいに挑む必要があります」と話しました。澤地さんは「"日本はいま世直しを求められている。[憲法が軽んじられている現状を]変えなければいけない” と思います」と語りました。

 (より詳しい報告はこちらでご覧になれます。上記のニュースは、このリンク先の記事を参考にしました。)

2011年11月19日土曜日

大阪府教育基本条例案に反対:学者文化人、立場超えアピール


東京大学教授の佐藤学、小森陽一の両氏はさる11月17日、記者会見し、大阪府の橋下徹前知事が率いる「大阪維新の会」が府議会に提出している大阪府教育基本条例案に反対するアピールを発表しました。

アピールは両氏のほか、元中央教育審議会委員の市川昭午氏、女優の竹下景子さんら10人が呼びかけたもので、条例案が学校教育を知事及び議会の直接的な支配下に置こうとすることに強い危惧を覚えると述べています。アピールの全文、よびかけ人、賛同者、賛同メッセージはウェブサイト「大阪教育基本条例反対アピール運動」でご覧になれます。

2011年11月12日土曜日

原発ゼロと「新しい日本」を考える 12.8 府民のつどい



「太平洋戦争開戦70周年・平和と憲法を守る 12.8 府民のつどい」が、「原発ゼロと『新しい日本』を考える」をテーマに下記の通り開催されます。多数ご参加下さい。

◆日時:2011年12月8日(木)午後6時開場・6時半開会
◆場所:ドーンセンター・ホール
  • 京阪「天満橋」駅下車。東口方面の改札口から地下通路を通って1番出口から東へ約350m
  • 地下鉄谷町線「天満橋」駅下車。1番出口から東へ約350m
  • JR東西線「大阪城北詰」駅下車。2番出口から土佐堀通り沿いに西へ約550m
◆参加協力費(資料代込み):1000円
 (東北からの避難者・青年・障がい者は無料)

◆内容:
○トークセッション
 震災復興、「放射能汚染と子ども」を考える
 【パネラー(敬称略)】
 根本 敬=福島県農民連事務局長
 佐々木唯=East Japan RE:Project 代表
 市川章人=「とことん聞ける放射能問題」講師
 藤永のぶよ=自然エネルギー市民会議代表委員
○東北民謡
 高宮佳美さんとお囃子

◆主催:進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)
 連絡先
 〒530-0041 大阪市北区天神橋1-13-15
  大阪グリーン会館3階
 TEL 06-6357-5302; FAX 06-6357-9410

2011年11月10日木曜日

「九条の会」メルマガ第129号:九条の会の真価が問われるときがきました


 表記の号が2011年11月10日付けで発行されました。詳細はウェブサイトでご覧になれます。運動に活用しましょう。主な内容は次の通りです。 

■事務局からのお知らせ
 ◇第4回全国交流集会まで、間近に迫りました
 ◇「九条の会」リーフレットのデザインが新しく
 ◇<未来世代にのこすもの:私たちは何を「決意」し
  たか――九条の会講演会>のDVD、好評発売中
 ◇憲法セミナーブックレット「核のない平和な世界と
  憲法9条」
 ◇憲法セミナーブックレット「憲法九条の輝きを日本
  に世界に」
 など
■各地から:全国の草の根にはこんなに多彩な活動が
■編集後記:憲法審査会(以下に全文を引用します。)
 11月17日に衆議院の憲法審査会の会議が行われるようです。参考人は元衆院憲法調査会の会長の中山太郎氏。この間の憲法調査会などの経過を聴取する予定だと聞きます。参議院でも近く行われるでしょう。改憲手続法では憲法審査会は改憲原案の検討ができることになっています。世論も客観情勢も「改憲」など求めていないときに、恣意的に憲法審査会を始動させて、改憲論議を始めるなど、言語道断です。改憲派のターゲットが9条にあることは明らかです。九条の会の真価が問われるときがきましたね。

2011年11月4日金曜日

福泉・鳳地域「憲法9条の会」5周年のつどいの情景


 表記の集会の様子を写真でお伝えします。集会の成功にご協力いただいた皆さんに厚くお礼申し上げます。(写真撮影は、上田 孝さん)

多幡・本会代表の開会挨拶

参加者全員で「島人ぬ宝」と「青い空は」を歌う

満員の会場風景

朝日新聞社・伊藤千尋さんのお話

会場から活発な質問も

上田・本会事務局長のまとめと閉会の言葉

伊藤千尋さんの著書のサイン会

2011年11月2日水曜日

本会事務局長『大阪民主新報』に紹介される



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 福泉・鳳地域「憲法9条の会」事務局長・上田さんが、会の活動を中心にして、さる10月30日付け『大阪民主新報』紙の第1面に、上に掲載のイメージ(イメージ上でクリックすると、拡大イメージが出ます)の通り紹介されました。(イメージは同紙の許可を得て掲載しました。)

2011年11月1日火曜日

「さようなら原発」集会での大江氏の言葉


 ノーベル賞作家の大江健三郎さんは、9.19「さようなら原発」集会で、渡辺一夫の著書『狂気についてなど』中の次の言葉を引用しました。
 《「原発」の電気エネルギーなしでは偉大な事業はなしとげられない、と申す人々も居られます。それはうそであります。原子力によるエネルギーは、必ず荒廃と犠牲を伴います。》
そして、これを次のように読みかえることができる、と話したということです。
 《「原発」の電気エネルギーなしでは偉大な事業はなしとげられない、と申す人々も居られます。それはうそであります。原子力によるエネルギーは、必ず荒廃と犠牲を伴います。》
 [大江健三郎「衿子さんの不思議」、『図書』No. 753, p. 27 (2011) による。]
 私たちは、福島第一原発が引き起こしたような荒廃と犠牲が二度と起こらないように努めなければなりません。
(多幡記)