2012年7月10日火曜日

「九条の会」メルマガ第144号:集団的自衛権の行使へ報告書


 表記の号が2012年7月10日付けで発行されました。詳細はウェブサイトでご覧になれます。運動に活用しましょう。

 これまで本ブログサイトでは、「九条の会」メルマガの主な内容の見出しも紹介していましたが、上記のように、同メルマガ詳細のウェブサイトへのリンクを記していますので、今後は見出し紹介を省略し、9条にかかわる時局短信が記されている「編集後記」のみを紹介することにします。なお、メルマガ読者登録はこちらでできます。

 以下、編集後記の引用です。

編集後記〜集団的自衛権の行使へ報告書
 政府の中長期ビジョンを作成する国家戦略会議フロンティア分科会が、集団的自衛権の行使についての従来の政府解釈を変えるよう提言したというニュースが5日の NHK で流れると、韓国のメディアから相次いでインタビューの申し込みがあった。韓国の「朝鮮日報」は6日、「日本は『解釈改憲』の道を選ぶのか」という社説を掲げた。憲法の解釈を変えて「日本は米国と共に戦争をやるのではないか」と韓国の世論は日本政府の姿勢を疑っている。隣国のひとびとにこうした9条の形骸化への心配をさせてはならないと思う。
 分科会の報告書はこちらにあります。

 引用者の注:集団的自衛権の見直しについては、「平和のフロンティア部会報告書」中の (3)-1 項に、「安全保障協力関係を深化させるためにも、日本が価値ある協力相手である必要がある。 財政面での制約は厳しいが、武器使用原則や国連平和維持活動 (PKO) 五原則、集団的自衛権行使や海外での武力行使をめぐる憲法解釈など、全く異なる時代状況下で設けられた政治的・法的制約を見直すことで、日本の連携力、ネットワーク力を高めることは可能である」と述べられています。