2012年9月25日火曜日

「九条の会」メルマガ第149号:国際紛争と「あたらしい憲法のはなし」


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 以下に編集後記を引用して紹介します。

編集後記~国際紛争と『あたらしい憲法のはなし』
 「領土問題」が緊迫するなか、1947年に文部省が発行した『あたらしい憲法のはなし』が解説したことは教訓にみちていますね。

 「よその国と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめたのです。おだやかにそうだんをして、きまりをつけようというのです。なぜならば、いくさをしかけることは、けっきょく、じぶんの国をほろぼすようなはめになるからです。また、戦争とまでゆかずとも、国の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめたのです。これを戦争の放棄というのです。そうしてよその国となかよくして、世界中の国が、よい友だちになってくれるようにすれば、日本の国は、さかえてゆけるのです。」



 なお、『あたらしい憲法のはなし』は、童話屋からの復刊版(77ページ、300円)が2001年に発行されています。また、同じく日本国憲法が施行された直後に文部省から出版された社会科教科書『民主主義』(1948〜49年刊) との合本の形式で、『あたらしい憲法のはなし・民主主義―文部省著作教科書』(展望社、2004) (小森陽一さんの前文付き、254ページ、1,500円) も発行されています。