2012年9月26日水曜日

原子力規制委が取材規制


 原子力規制委員会が毎週1回開く委員会終了後の記者会見について、同委員会の実務を担当する原子力規制庁の広報担当者は「特定の主義主張を持つ機関の機関紙はご遠慮いただく」という方針を25日、明らかにしました。さらにフリーランスの記者についても「どういった雑誌に、どういった記事を書いているかを見て、特定の主義主張を持って書かれている方はご遠慮いただいています」との対応をしていることも明言しました。これまで、内閣府原子力安全委員会後の委員長らの記者会見で、こうした対応はされていませんでした。『しんぶん赤旗』の9月26日付け記事が報じています。

 このような原子力規制委の対応は、これまで以上に透明性の必要とされる原子力行政において、国民の期待に逆行するばかりでなく、憲法第21条にある検閲の禁止、あるいは出版その他一切の表現の自由に背く疑いのある姿勢ではありませんか。

多幡記