2012年10月5日金曜日

原水爆禁止世界大会に参加して:憲法九条だより18号から



 本会の機関紙『憲法九条だより』18号が、9月30日付けで発行されました。発刊以来編集を担当してきた小倉さんに代って、本号から井崎さんが担当することになりました。

 上掲の写真で、上部の2枚は17号1面と16号2面、下部の2枚が今回発行の18号1、2面です。新しい編集では、記事本文に本式の新聞に使われているようなやや横長のフォントを使い、1段の字数も少なくして、女性担当者らしいソフトな感じの紙面になりました。

 同機関紙に掲載した記事は、従来通り、このブログ・サイトでも順次紹介します。その際には、文章にうるさいブログ担当者が、さらなる読みやすさを考慮して、機関紙に掲載の文に多少手を加える場合があります。

多幡記


原水爆禁止世界大会に参加して
耳原鳳クリニック運動トレーナー・本部勇地

 原水爆禁止2012年世界大会に参加しました。大会には福島県浪江町長も初めて参加して、「自らの利権を得るための核開発・製造を放棄し、自然エネルギー普及を実践。喜びを分かち合える世界の実現へ心ある人たちと連携し、これからも長い厳しい道のりを歩んでいく」と挨拶をされました。また、福島県の高校生の「私たちの未来に核兵器も原発もいらない」と声を震わせながらのスピーチもあり、強く心を動かされました。

 核はひとたび事故が起こると取り返しのつかない状態になるため、原発ゼロは原爆ゼロに向かう大きな問題だと認識させられました。原爆の悲惨さを経験した、世界でただ一つの国である日本は、今も20万人を超える被爆者が心と体の傷に苦しみながら、核兵器の廃絶を訴えています。一人ひとりの市民が、被爆者とともに声を上げ、草の根の運動をし続けることが必要だと感じます。

 そして被爆者の高齢化が進む中、核兵器のない世界を一人でも多くの被爆者の方と迎えられるように、核兵器廃絶を実現し、被爆者の生の声を聞けるぼくらのような若い世代が、未来をになう世代の子どもたちにも伝えていかなければならないと思いました。そして、この気持ちをこれからも忘れることなく持ち続けていこうと思いました。