2012年10月6日土曜日

オスプレイ配備よりも、国民の命を守ってください

上・井﨑孝子(本会世話人)


 今年は沖縄「復帰」40年。米軍基地はなくなるどころか、米兵・米軍による事件が繰り返されています。そこに突きつけられたのが、墜落死亡事故を繰り返すオスプレイの配備です。

 沖縄では全市町村議会で配備反対決議が上がり、9月の県民集会には息子家族と嫁のおかあさんも参加しました。まだ小さい孫たちに「県民集会どうだった?」と聞くと、「楽しかった!」といっていますが、県民のみなさんの熱気を感じてそう表現したのでしょう。

 孫たちが住む那覇の空を危険な折りたたみ飛行機オスプレイが飛ぶことを絶対許すことが出来ません。

 普天間基地がある宜野湾市をご存じでしょうか? 堺東ぐらい家いえが密集して立つ都会です。フェンスのとなりに小学校や大学があります。

 それはそうでしょう。本土の基地の成り立ちとちがって、沖縄の基地は本土を守るための捨て石としてアメリカに渡され、アメリカから銃剣とブルドーザーによって奪い取られてできた基地なのですから。

 わずかながら返還された基地跡の土地は、いま大きな商業都市になって、基地があったときよりずっと多くの働く場所があり、生き生きしています。沖縄に基地がなかったら、経済も雇用も文化もどんなに発展するだろうと、悔しくてなりません。

 孫たちの命を脅かすオスプレイ配備に断固反対します。

『憲法九条だより』第18号(2012年9月30日)から