2013年7月30日火曜日

朗読劇「いま、憲法のはなし― 戦争を放棄する意志 ―」:朝日紙が紹介


 憲法改正をテーマにした表記題名の朗読劇(非戦を選ぶ演劇人の会)が、東京と大阪で6月に上演されて話題を呼び、脚本家の石原燃(ねん)さんがインターネット上で台本を公開していることを、7月29日付け朝日紙夕刊が報道しました。劇のあらすじは次のように紹介されています。
 初老の男性が演じる(引用者注:「が演じる」より「の姿をした」という方が適切と思います)「日本国憲法」に、政治家や思想家が改憲案や意見を投げかけ、「憲法」が関連する条文を読み上げる。後半は、9条改正に焦点を絞り、紛争地域からみた日本国憲法の先進性を説く。ラストシーンは出演者全員が、客席に向かって憲法全文を読み上げる。「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力を挙げてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」
 脚本はこちらから無料でダウンロード出来ます。ワードファイルで全44ページ。末尾の3ページは引用文献リストにあてられています。登場「人物」は、「日本国憲法」、「あたらしい憲法のはなし」(かつての中学1年生の社会科教科書)、安倍晋三、ベアテ・シロタ・ゴードン、ジョン・ダワー、鶴見俊輔、丸山眞男、石原慎太郎、自民党改正案1〜3、などなどで、場面は次の八つからなっています。
  1. 改憲議論
  2. 日本国憲法 第九章「改正」
  3. 日本国憲法 第一章「天皇」
  4. 日本国憲法 第三章「国民の権利及び義務」
  5. 「緊急事態」
  6. 日本国憲法 第二章「戦争の放棄」
  7. 日本国憲法 第十章「最高法規」
  8. 日本国憲法 前文
 脚本を通読すれば、憲法問題を考えるためのとてもよい参考になると思われます。

多幡記

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