2013年8月5日月曜日

不思議な鼻

詩・浅井千代子(本会世話人)



男はそれは不思議な鼻の持ち主でした
鼻は自在に伸び
時にはムチに或はタクトに
魔法のように使い分けられました
その強権と独断が
あたかも改革 進歩と捉えられ
多くの信奉者が
吾も吾もと
すり寄っていくのでした

鼻は
その後も伸びに伸び
伸び過ぎてとうとう
男の首に巻きついてしまいました
予期せぬ出来事に
男は大慌て
そして叫びました
助けて——
オスプレイさま——???

『異郷』第25号(2013年7月)から
絵・多幡達夫

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