2014年12月20日土曜日

韓国で「憲法9条にノーベル平和賞を」 各界重鎮も署名


 韓国の識者らが12月18日、ソウルで記者会見し、日本の憲法9条をノーベル平和賞に推薦する署名運動を始めることを明らかにしました。日本国内での平和憲法を守る動きと連帯し、来年度の平和賞を目指すということです。受賞の主体については、今後改めて検討するとしています。賛同者には元首相や元国会議長のほか、学者、法曹人、文化人ら約50人が名を連ねました。日本の平和憲法について評価する一方で、現内閣の「解釈改憲」で骨抜きにされる危機に直面していると指摘しています。12月19日付け朝日新聞などが報じました(共同通信記事はこちら)。

 地元韓国最大の日刊紙『朝鮮日報』の記事は、ニュアンスがいくらか異なり、記者会見をしたのは「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会の韓国委員会となっています。そして、同委員会は「日本国憲法9条のノーベル平和賞推薦に向けた署名運動に入る」と発表し、韓国からは李洪九(イ・ホング)元首相や李容勲(イ・ヨンフン)元大法院長(最高裁判所長官に相当)、詩人や学者など50人がこれに署名したと報じています。韓国委員会の座長を務める李洪九氏が、「戦争と分断で苦しみを味わった韓国の市民が、普遍的な平和を願う心で賛同するもので、政治の現実とは別」と説明したことも述べられています。

 いずれにしても、憲法9条を尊ぶ動きが国境を越えて大きく広がるのは喜ばしいことです。日本国内でも、もっともっと多くの人たちに賛同の話を広げましょう。署名は http://chn.ge/1bNX7Hb で!

多幡記

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