2015年5月30日土曜日

首相のヤジは立法府と国民への侮辱——朝日紙社説


 2015年5月30日付け朝日紙社説は、安全保障法制を審議している28日の衆院特別委員会で安倍首相が飛ばしたヤジを取り上げて、批判しています。

 社説は、「安倍首相のヤジによって侮辱されたのは、国会そのものであり、国会議員を送り出した国民でもある。国会全体として首相に対し、改めて強い怒りを表明すべきだ」、「数の力を頼んだおごりも極まれりというほかない」、「…大改革が議論されているのである。首相が国会をないがしろにする姿は二度と見たくない」などと述べています(全文はこちら)。

 首相のヤジは、道理では立ち向かえない野党の攻勢に業を煮やした姿勢そのものではないでしょうか。憲法を破壊して軍国主義回帰の道を進もうとする危険な法案の撤回を求めましょう。

 「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会は、「『戦争法案』の審議入りに抗議し、廃案を強く要請します」の声明を5月27日付けで各政党宛に送付したということです(こちら参照)。また、日本弁護士連合会も5月29日付けで、「安全保障法制等の法案に反対し、平和と人権及び立憲主義を守るための宣言」を発表しています(こちら)。

多幡記

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